日付操作がうまくいかない時はシリアル値を確認しよう
エクセルは日付を使って色々なことができます。
○ 今日現在の年齢
○ 勤続年数
○ 日付から曜日を算出
○ 誕生日順に並び替え
などなど。
でもこれらの操作をするにはシリアル値でないといけません。
エクセルを使っていると「シリアル値」という単語を聞いたことあると思います。
シリアル値は日付を操作するには必須の基本中の基本。
この機会に覚えちゃいましょう。
シリアル値を確認してみよう
エクセルの日付は2つの顔があります。
一つは見た目の表示
一つはシリアル値
試しに今日の日付を入れてみます。
「2015/10/20」
これが見た目の表示です。
その名の通り日付の情報を表示しています。
次は「裏の顔」シリアル値を確認してみましょう。
日付のセルの表示形式を「日付」から「標準」に変更します。
「42297」
これがシリアル値です。
見た目の表示とシリアル値は同じ
ここで大事なのが、見た目の表示とシリアル値は同じということです。
つまり、シリアル値「42297」が姿を変えて日付を表示しているのです。
この表は全て同じシリアル値「42297」です。
つまり「平成27年10月20日」です。
右側の日付はシリアル値の表示形式を変更しただけにすぎません。
「42297」の見た目を変えているだけなのです。
シリアル値で入力することが大事
日付をシリアル値で入力しないと
○ 今日現在の年齢
○ 勤続年数
○ 日付から曜日を算出
○ 誕生日順に並び替え
これらの操作はできません。
なぜなら日付として認識してくれないからです。
ということは日付はシリアル値で入力しないといけません。
かと言って特別な入力をしなくてもいいんです。
エクセルは親切なので「これって日付じゃない?」と認識したのは全部シリアル値に変換してくれます。
「10月20日」でも「H27.10.20」でも「10/20」でもオッケーです。
ただし、あまりにもむちゃくちゃなのはダメですよ。(「10がつ20にち」とか…)
エクセルが勝手に変換してくれるので、皆さんが普段シリアル値を意識することはほとんど無いでしょう。
しかし、日付を使って何かをしようとするときにシリアル値を利用することになります。
逆に、日付操作がうまくいかない時は、日付がシリアル値になっているか確認してみましょう。
シリアル値って何?
シリアル値「42297」は2015年10月20日です。
では、シリアル値「1」は何年何月何日だと思いますか?
答えは、1900年1月1日です。
シリアル値「2」は1900年1月2日です。
何となくピンと来た方もいるのではないでしょうか?
1900年1月1日を基準にして、1日ごとに1を足していったのがシリアル値です。
1900年1月1日から42,297日目が2015年10月20日ということです。
並べ替えとか、年齢を求めるとかの操作はシリアル値が無いと算出されません。
エクセルで日付を利用して数値操作をする時はシリアル値は必須です。
普段は目立たないシリアル値ですが、裏で大きな仕事をしていたんですね。