QRコードの危険性
未成年者を保護するために、ラインのID検索は18歳未満は使用できないようになっています。
ID検索制限により、未成年者が犯罪に巻き込まれる可能性を低くしているのです。
しかし、残念ながらID検索制限の「抜け道」は存在します。
ちょっと検索をかければ色々な抜け道の方法がヒットします。
ほとんどの中高生はそんなことは当たり前のように知っています。
今回は抜け道のひとつである「QRコード掲示板」についてのお話です。
QRコード掲示板に投稿してみた
QRコード掲示板に自分のQRコードを投稿すれば知らない誰かと友だちになれます。
この機能を使えばID検索を使わなくても友だち追加ができます。
それではさっそく投稿してみます。
はたして連絡は来るのでしょうか。
書き込みから1分後、ラインの通知がガンガン鳴り始めました。
開始15分でこれだけのトーク数です。
「こんばんはー」
「よろしく!」
「埼玉住み18歳だよー」
慣れた感じでトークを送ってきます。
そして30分後…
追加された友だちはなんと29人!
たった30分でこの人数です。
それだけ「つながり」を求める中高生が多いということでしょうか。
QRコード掲示板の危険性
今回の記事ですが、実はここからが本題です。
その人たちは本当に同年代でしょうか?
中学生向けや高校生向けのQRコード掲示板があります。
だからと言って、そこに来るのは中高生だけではありません。
一回りも二回りも年上の大人も来ます。
「そんなことは分かっている。」
という声が聞こえてきそうですが全然分かっていません。
その中にはあなたを狙う犯罪者がいるかもしれません。
たとえ同年代だとしてもあなたの体目当ての人がいるかもしれません。
「怪しい人はすぐ分かる。」
という声も聞こえてきそうですがやはり全然分かっていません。
犯罪者は怪しまれないように犯罪をするのです。
社会経験の乏しい未成年者が犯罪者に狙われたらひとたまりもないでしょう。
少し前、ID交換掲示板を利用した犯罪が多く発生しました。
だから年齢制限を設けたのです。
同じことをQRコード掲示板でするとどうなるでしょう?
そう考えると、とても使う気にはならないと思います。