送信したメッセージを削除することができる「送信取消」機能。
家族や友達宛てはずだったのに職場のグループラインに送ってしまった…。
彼女に送ったつもりのラブラブメッセージが友達のトークルームへ。
いわゆる誤爆対策でLINEユーザー待望の機能が実装されました。
送信先(相手側)の端末からトークを削除できるというのはかなり使い勝手がいいと思います。
でも気をつけてください。
確かに「送信取消」は便利な機能ですが、万能ではありません。
この記事ではLINEの送信取消の基本的な使い方から、削除できるパターン・できないパターンなどを詳しく紹介していきます。
LINE送信取消機能とは?
送信したメッセージを自分(送信元)と相手(送信先)の端末から消してくれる嬉しい機能です。
LINE送信取消機能で取り消し出来る条件は?
- 送信後、24時間以内である。
- LINEのバージョンがAndroid:7.17.0以上、iOS:7.17.0以上である。
- 相手の端末がネットワークに接続している。
- メッセージを削除していない。
残念ながら相手のLINEバージョンが古いままだと取り消しはできませんが、徐々に周りのアップデートが進んでいくので時間が解決してくれるでしょう。
相手側の端末が電源オフ、圏外、機内モードなど、インターネット回線に接続していない(オフライン)状態だと取り消されません。インターネットに接続した時点で取り消しが実行されます。
メッセージを「削除」すると、メッセージ選択→取り消しのできなくなります。間違って「削除」をタップしないように気をつけましょう。
LINE送信取消の使い方
1 取り消したいメッセージを長押し
2 「送信取消」をタップ
3 もう一度「送信取消」をタップ
4 取り消し完了
LINE送信取消で取り消せるものは?
取り消すことができる情報
メッセージ、スタンプ、画像、動画、ボイスメッセージ、LINE MUSIC、URL、連絡先、位置情報、ファイル、通話履歴
公式サイトより引用。
メッセージ、スタンプ、画像、動画。
普通の使い方ならこれだけ取り消せれば十分ですね。
既読、未読どちらでも可能です。
他にもYouTubeは取り消せました。
日程調整とあみだくじは取り消し不可ですが特に支障は無いと思います。
「送信取消」をタップしたらすぐに取り消される?タイムラグは?
普通のインターネット環境ならタイムラグはほとんどありません。
体感だと1秒も掛からないくらいです。
自分もしくは相手側がオフライン状態だと取り消すことはできません。
「通知表示」は取り消せる?
スリープやLINEを閉じた状態でも知らせてくれる便利な通知表示(ポップアップ表示)。
残念ながら取り消しができる場合とできない場合があります。
OSやOSのバージョン、スマホの機種によって動作条件が違うようです。
試しに手持ちのスマホで試しましたが、残念ながら取り消しできませんでした。
「メッセージの送信を取り消しました。」を非表示にできる?
送信取消を実行すると自分と相手側の端末に「メッセージの送信を取り消しました。」という
表示がされます。
この表示が残ることで逆に怪しくなるというシチュエーションもあるでしょう。
「なんで消したの?」とか「消したメッセージは何?」という疑問が生じるのは当然だと思います。
残念ながらこれは仕様です。非表示にはできないので諦めましょう。
今後のバージョンアップに期待です。
証拠隠滅でイジメや犯罪の温床になるのでは?
LINEはコミュニケーションツールとして私たちの生活に欠かせないものとなっています。
メッセージが削除できるのはある意味ではありがたいのですが、イジメや脅迫・中傷、その他犯罪の証拠が隠滅される恐れがあるのではないでしょうか?
その疑問を開発者の方が答えていました。
LINEの「送信取消」、いじめ悪用や証拠隠滅にはどう対応する? 企画者に聞いた @ayikuta https://t.co/NyXEpI5dNh
— たまネキ🤤 (@tmd45) 2017年12月13日
一文を引用します。
メッセージも、やり取りをしているユーザー間のスマートフォンやPC上では取り消されますが、サーバ上には削除されたという形跡が一定期間残ります。
私たちが提供するサービスが、社会的に大きな問題を引き起こすきっかけになるかもしれない。その点で、私たちには責任があります。この機能を始めた本来の意図を正しくユーザーに伝えていき、私たちが望まない形でこの機能が使われないよう注視していきます。
端末からは削除されてもサーバー上には残るみたいですね。
サーバーに「削除した内容が残る」のか「削除履歴が残る」のかは分かりませんが、社会的影響が大きいと認識した上で開発して頂いているようなので心配する必要はなさそうです。
まとめ
送信取消は便利な機能ですが、完全に削除できない場合もあります。
一度口に出した言葉を戻せないように、LINEで送信したメッセージを「完全に無かったこと」にするのは難しいようです。
最初から送信取消に頼らないで送信するときには慎重に…。
そして万が一の時は送信取消機能を使うくらいの心構えでいることが大切だと思います。