無線LANとWi-Fiは同じ意味
LANとは?
LANはローカルエリアネットワーク(Local Area Network)の略です。
皆さんの自宅にはパソコンがあります。
ご主人がノートパソコンを持っています。奥さんがタブレットを持っています 子供さんがスマートフォンとゲーム機を持っています。プリンター1台とテレビ1台があり、すべての端末がネットに繋がっています。
これがLAN(ローカルエリアネットワーク)です。
ローカルエリアとは狭いエリアという意味で、自宅や職場などのことを指します。
たくさんのローカルエリアネットワークが繋がってインターネットを形成しています。
じゃあ無線LANとは?
今まではこれらの機器は有線(LANケーブル)で繋がれていました。
でも無線でデータをやり取りする技術が発達してきて最近では無線LANが当たり前の環境が整っています。
スマートフォンやタブレットなどは無線LANじゃないと接続できないですしね。
ノートパソコンを無線LANで繋げれば家中どこにいてもネットができます。
プリンターって意外と場所を取りますけど、無線LANで繋げばパソコンの近くじゃなくても好きなところにおけます。
無線LANのことは分かりました。じゃあWi-Fiって何ですか?
むかーしむかし(といってもそんなに昔ではないですけど)無線LANが開発されました。
無線LANはとっても便利なのでいろんな機器に搭載され発売されました。
ある時、A君は無線LAN付きのパソコンを買いました。
プリンターを無線LANで繋ぎたいので無線LAN付きのプリンターも買いました。
「よーし無線でパソコンとプリンターを繋げられるぞ。プリンターは邪魔だから隣の部屋に置こうかな。」
A君はワクワクしながら無線LANの設定を始めました。
しかし・・・無線が繋がらない!!
今では信じられませんが、こんなことは昔は当たり前だったのですね。
同じ無線LAN搭載機器同士でも繋がらないことがあったのです。
この問題を解決するためにWi-Fi Allianceという団体が登場します。
「同じ無線LANなのに繋げられないっておかしくない?っていうか不便じゃない?」
「よし!うちがこれとこれは繋がるよっていうのを保証するよ。」
「繋がるって認めたものはWi-Fiのマークを付けるよ。そしたらみんな安心できるんじゃない?」
これがWi-Fiの始まりです。
Wi-Fiは無線LANの中の一つで機器同士の接続が保証されているのです。
Wi-Fi Allianceが統一規格を作ってくれたおかげで、「Wi-Fi対応機器同士は必ず繋がる」という今となっては当たり前のことが当たり前に出来るのです。
そしてWi-Fiはどんどん有名になっていき、今では無線LANといえばWi-Fiというほどまでになりました。
まとめ
どうでしたか?無線LANのイメージやWi-Fiの成り立ちがご理解いただけでしょうか?
無線LANのメリット、暗号化についてはこちらの記事をご覧ください。