そろそろ子どもに携帯電話を持たせようと思っている保護者の方へ
子どもとインターネットの今
平成25年の内閣府の調査によると児童の携帯電話・スマートフォンの保有状況は
小学生36.6%、中学生51.9%、高校生97.2%
となっています。
高校生はほとんど携帯電話を持っていることになりますね。
小学生でも約4割です。
私たちが子どもの頃と比べると信じられない状態ですが、これも時代の流れです。
今後は小学生、中学生の保有率もさらに上昇すると思われます。
インターネットに接続できるのはスマホだけではない
昔は、ゲーム機はゲームをするもの。テレビはテレビを見るもの。ウォークマンは音楽を聴くものでした。
だけど今は違います。
ゲーム機もテレビもウォークマンもインターネットに繋ぐことができます。
これからは家電製品や自動車などもネット接続が当たり前の時代になっていくと思います。
テレビ、冷蔵庫、洗濯機などと一緒で
これからはインターネットは生活必需品という感覚を持つ必要があります。
子どもたちにどうやってインターネットの使い方を教えればいいのか
いつからスマホを持たせたほうがいいのか?
皆さんはいつ頃から持たせようと考えていますか?小学校高学年?中学1年から?高校1年から?
○ 子どもとの連絡手段として小学生から持たせる。
○ 部活で遅くなるから防犯上の理由で中学生から持たせる。
○ さすがに高校生で持ってない人はいないので高校に入学したら持たせる。
理由は様々だと思います。
○ スマホは高校を卒業して自分で料金を支払えるようになってから
○ ネット犯罪の被害が怖いので物事の判断が出来るようになってから
という方もいると思います。
家庭の事情や教育方針があるので、具体的に「この時期がベスト」というのはありません。
ただ、子どもにスマホを持たせるのであれば保護者がしなければいけないことが一つだけあります。
インターネットリテラシーを教える
インターネットリテラシーとはインターネットを正しく利用できる能力です。
子どもへのインターネット利用についての教え方【前編】と子どもへのインターネット利用についての教え方【後編】で詳しい内容が載っています。
ここでは保護者の方に対し
「インターネットの最低限の知識を持ちましょう」とお話しました。
「最低限の知識」とはインターネットリテラシーのことです。
インターネットリテラシーは学校では基礎的な部分しか教えてくれません。
これは筆者の持論なんですが、お金とインターネットは小学生からの必須科目にするべきだと思うんです。
どちらも人生で必ず使うものです。
例えばお金の運用の仕方なんて学校では絶対に教えてくれません。
定期預金、国債、投資信託、FX、利息、日経平均株価などなど、どれも聞いたことある言葉ですが自分で学ぶしかありません。
少し話がそれましたが、インターネットリテラシーも自分たちで学んでいくしかないんです。
インターネットは怖いから、子どもからインターネットを遠ざけようという方もいると思います。
でもこれはあまりいい教育ではありません。
これからの時代、インターネットを使わずに生活するのは不可能です。
子どもが社会に出て仕事をする。この時にインターネットリテラシーが低いと子どもさん自身が苦労します。
危ないものだけど、ある程度は触れさせないといけません。
そのために、保護者はインターネットリテラシーを子どもに教える義務があります。
子どもたちと一緒に学んでいく
インターネットを楽しもう
インターネットだのパソコンだのコンピューターだの聞くと「難しそう…」と拒否反応を起こす人がいると思います。
そんな方に言いたいです。
インターネットは難しくありません
これは本当です。
確かにパソコンやインターネットの仕組みはすごく難しいです。
これらを考えた先人の方々は本当にすごいです。
プログラム、セキュリティー、ネットワーク。どれも本当に奥が深く、素人がおいおいと手を出せるものではないです。
しかし、使うことに関してはかんたんです。
先人の方々が、かんたんに使えるようにしてくれたからです。
難しそうだからと身構えてはいけません。
このブログのタイトルは「パソコンを楽しむためのブログ」です。
「楽しもう」くらいの気構えでちょうどいいのです。
インターネットリテラシーについての情報は学校などの教育機関にもありますし、インターネット上にも良質な情報がたくさんあります。
当ブログでも子どもとインターネットのカテゴリーで初心者の方にも分かりやすく紹介しています。
皆さまのお力になれれば嬉しいです。