大切なお金を不正送金されないためにするべき4つのこと
自宅からでも送金や残高照会ができるインターネットバンキングは利用者が非常に多いです。
多くの法人でも導入しているネットバンキングですが、便利な半面、犯罪者に狙われる危険性があります。
どのような犯罪かというと、あなたの口座のお金を他人の口座に勝手に送金されて引き出される手口です。
怖いですね。でも実際に被害に遭った方も多いです。
警察庁によると、平成26年上半期だけで1,254件、約18億5,200万円の被害があったそうです。
とんでもない金額ですね。
インターネットバンキングは便利なものですが、自分のお金は自分で守らなければなりません。
その対策方法を紹介したいと思います。
1 ウイルス対策ソフトの導入
基本中の基本ですね。
ウイルス対策ソフトは必ず入れて下さい。
ウイルス対策ソフトを入れていないパソコンは、犯罪者に「どうぞこのパソコンを狙って下さい。」と言っているようなものです。
詳しくはウイルス対策ソフトは必要なのでしょうか?セキュリティ対策についての疑問 こちらをご覧ください。
2 パスワードを長く複雑なものにすること
簡単に第三者に推測されるようなパスワードは絶対にやめましょう。
長くて推測されにくい複雑なものがいいです。
パスワードの使い回しはもってのほかです。
3 怪しいメールに気をつける
フィッシングメールという言葉を聞いたことありますか?
銀行を装ってあなたにメールを送り、IDとパスワードを入力させて盗み取るという手口です。
フィッシングメールだけではなく、パソコンの画面上でもこういった詐欺の画面が表示されることがあります。
IDとパスワードを入力する時は、本物のサイトかどうかをしっかり確認しましょう。
メールに添付されたURLからは詐欺サイトに飛ばされる可能性があります。
googleで検索してから本物のサイトに入るくらいの慎重な行動をとって下さい。
4 ワンタイムパスワードを導入する
ワンタイムパスワードとは、その名のとおり一回(ワンタイム)しか使えないパスワードです。
使い捨てパスワードとも言います。
今のところワンタイムパスワードが不正送金対策には一番有効なパスワードと言われています。
通常のログインではIDとパスワードが必要です。
これが、IDとパスワードとワンタイムパスワードの3つが必要になります。
2つが3つになって何だか頼もしいですね。
さらにワンタイムパスワードは使うたびに変わります。
一回使ったワンタイムパスワードは二度と使えないのです。
仮に犯罪者がワンタイムパスワードを盗んだとしても無意味なものになります。
そして、あなたがインターネットバンキングを使おうとする時に有効なワンタイムパスワードはあなたしか分かりません。
なんだかとっても心強そうなパスワードですね。
ほとんどの銀行でワンタイムパスワードを導入しているのでぜひ使ってみて下さい。
まとめ
便利なインターネットバンキングですがその裏には危険性もあります。
しかしこれはインターネットバンキングに限らず、他のインターネットサービスでも同じことです。
インターネットに関しては100%安全ということは少ないです。
どんなに万全を期しても被害に遭う可能性がある。
例えばワンタイムパスワードは非常に強固なシステムですが、既にワンタイムパスワードでも被害に遭った事例が発生しています。
「被害にあうかもしれない。」という危機意識を持ちましょう。
例えば、インターネットバンキングの口座には大金を入れないのも有効な対処方法です。
便利なインターネットバンキングなのに不正送金対策が面倒くさいというのも皮肉な話ですが、大事な現金を守るためにしっかりと対策をしましょう。