スマホを持たせる時は必ずルールの設定をしましょう
今や小学生でも携帯電話を持っていますが、皆さんはどのタイミングでスマホを持たせようとしていますか?
中学入学か高校入学のタイミングが最も多いのではないでしょうか。
いざスマホを持たせようとすると色々な不安が出てくるものです。
「スマートフォンに夢中になって勉強が疎かになるのでは?」
「ネット犯罪に巻き込まれるかも」
その不安はごもっともです。
スマホを持つことは同時にリスクを持つことになります。
便利なものなのでもちろん危険もあります。
ただし、「使い方によって」はです。
ここを勘違いしないでください。
スマートフォンは正しく使えばとても便利なものです。
危ない機械ではありません。
大切なことは使い方なのです。
スマホのルールを決める
スマホを持たせる時は必ずルールを決めましょう。
いいですか?
「必ず」ですよ。
あなたの子どもさんが自制心が強く誘惑に負けない強靭な心を持っていたのなら話は別です。
しかし大抵の子どもはそうではありません。
思春期の子どもは、とかく好奇心が強く無鉄砲で時に考えられないよう行動をとることがあります。
スマートフォンは高機能で多機能なので色々なことができます。
子どもを5~6時間スマホの画面に釘付けにさせたり、犯罪者と簡単に会えたりできます。
そんなものを子どもだけに管理させるのは危ないですよね。
具体的にはどんなルールにすればいいの?
各家庭の事情が違うので一概に「これがベスト」とは言えないのですが、例としていくつか挙げてみます。
○ 時間制限を設ける。(例:8時から20時まで)時間外は親に預ける。
○ 所有者は親。使用者は子どもとし、「子どもに貸している。」ということにする。
○ アプリの課金を不可に設定。もしくは上限を決める。
○ フィルタリングを設定し、有害なサイトへアクセスできないようにする。
個人的には、中学生くらいまでは時間制限を設けたほうがいいと思います。
それと、どんなアプリを入れているか、どんなサイトにアクセスしているかくらいはチェックしたほうがいいかもしれません。(かなり嫌がられるでしょうが…)
フィルタリングは子どもの成長に合わせて設定を変更できるので、お使いの携帯会社に相談してみましょう。
保護者同士の繋がりも大切に
機会があったら、スマホをどのように使わせているか保護者同士で話し合ってみてください。
他の家庭のルールを聞くと、意外といいルールが見つかるものです。
自分だけの考えは限界がありますからね。
もう一つはネットを活用するのもいいでしょう。
「スマホ 18の約束」で検索してみてください。
アメリカのあるお母さんが13歳になるグレゴリー君にスマホを持たせるときに決めた18個のルールです。
これを読んで皆さんはどのように感じるでしょうか?
私は「ちょっと厳しいルールだな。」と思ったと同時に「グレゴリー君のお母さんはスマホの利便性と危険性をよく理解しているな。」と思いました。
インターネットリテラシーを身につけよう
インターネットを正しく使う能力をインターネットリテラシーと呼びますが、インターネットリテラシーを高めることで子どもへの教育も効果的になります。
インターネットリテラシーは、コンピュータやネットワークやプログラムに詳しくなる必要はありません。
どのような使い方が危険で、どうやったら安全に使えるかを知っていることが重要です。
インターネットやコンピュータと聞くと「難しそう。」と感じるかもしれませんが、インターネットリテラシーを高めるのはそう難しいものではありません。
ニュースや新聞などのインターネット関連の記事を見るだけでもいいです。
敬遠せずに自分から飛び込んでみましょう。